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3DSゲーム『大逆転裁判』の感想

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職場での暇潰し用に立ち上げた遊び場なので仕方ないですが、
なんだかんだ月末に向けて忙しく、連続投稿記録11日で止まっていました。

さて、コツコツ進めた『大逆転裁判』をやっとクリアしましたので、思いの丈や感想を書きたいと思います。…が、ネタバレ感想を書く前に『どのシリーズから遊べば良いの?』という方が迷い込まれていたならば、逆転裁判1~4→逆転検事逆転裁判5→レイトン教授VS逆転裁判大逆転裁判が販売順でオススメです。

…が、そんなの多すぎる!という方は、「逆転裁判123 成歩堂セレクション」をプレイしてから大逆転裁判をプレイする事をオススメしたいです。

大逆転裁判だけで完結する世界軸なので単独でも十分遊べるし面白いんですけど、逆転裁判の集大成というか、こう、これまでの面白いところをギュッ!とした感じだったりで、これまでを知っている方が数倍楽しめる作りになっているので、一通りシリーズを遊んでもらいたいなーと思います。 

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以下ネタバレ有りの感想です。

大逆転裁判2が出るって知ってからプレイしたのと、うっかりその時見てしまったレビューで『伏線を回収し切らない』ことを知ってしまっていたので、その辺に不満点は特に無く、ストーリーもシステムもとても良かったです!!!!

まあ多分、直前に遊んだ《逆転裁判5》の評価があれやそれだったので、それと相対して評価が上がったというのは勿論あるのですが、逆転裁判5での不満点を本当に全て改善してきたなーというのが素直な感想。改善というか、ダメだったところを良くしたというか、方向性を定めたなーという感じでした。

販売順で追って見ると、逆転裁判5不評→迷走→レイトン教授とのコラボで新しい面白さが組み上がる→煮詰めて大逆転裁判 だったのかな…?という感じ。

逆転裁判5のダメだったところ
・移動先で調べられる現場が限られていた
・シリーズごとのオリジナルシステムが殆ど使われなかった
・謎解きが少なかった
・キャラクターが少なすぎて犯人が消去法で分かった
・お助けシステムが増えて難易度が低い

大体こんなところだったんですが、
大逆転裁判ではまず行く先々全てが調べることが出来るようになっていました。

逆転裁判5では、MAPを3D化して《色んなところから調べられる》をウリにし、正面から見えない角度で見ることで新しい証拠を…!というシステムで、実際そこまでこれもされなかったので、結果的に現場調べが殆どないという印象でした。
3Dモデルを活用しようとして失敗していた感じ。

で、大逆転裁判では、MAPは2D調に戻り、角度ではなく、画面外に少しMAPを延長することで《見えないところがある》が出来ていました。まさに逆転の発想。

3Dモデルと言えば、キャラクターのモデリングもかなり良くなっていました。
なにがどう良くなったかはよく分かりませんが、これも2D調にすごく上手く作られていて、逆転裁判5での不自然さが全く無くなっていました。
マリオや幻想水滸伝DQに始まり、ドットから3D化したことで離れてしまったゲームタイトルが多いので、これは本当に嬉しかったです。

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次に《シリーズごとのオリジナルシステム》

多分今回もひとつひとつは多くなかったと思うのですが、適材適所というか、謎解き要素が多かったので特に気にならず。

陪審員制度やホームズくんとの推理パートなど、常に謎解き要素があったので物足りなさを感じることはなく、ボリュームが有り過ぎて容量が心配になるほど。
細かいことを言うと、キャラクターの動作パターンやボイスが豊富だったので、画面が飽きない。MAPの件も含めて、3Dを使って2D調にすることや3Dだからこそ活かす場面、この辺がすごく洗練されたように感じました。

まあもっと細かいことを言うと、「待った!」の掛け声のあとに驚いたキャラクターを順番に表示→最後に声を発したキャラを表示 という、逆転裁判によくある《まさかの展開》を示唆する演出。これが逆転裁判5だとめちゃくちゃ多かった上に別に驚く場面でもない…という事で私の中で不評だったので、これも大分効果的に減らされていたのが良かったです。

他にも、お助け要素が無くなり、以前の《証拠品を突きつけてまわる》《場所移動後に日付表示が出るか》というフラグ回収の楽しさが戻っていたのと、路頭に迷う難易度もかなり以前のものに近い気がしました。

過去ログ機能は逆転裁判5方式の方が見やすくて良かったですが。

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大逆転裁判の難易度が高く感じた理由として、科学捜査が無いことだと思います。
指紋を取れば分かるようなこと、血液検査で分かるようなこと、科学捜査が無い為にそれを立証するのがめちゃくちゃ大変でした。
第一話の時点で察したけど、証拠が全てなのに証拠が無いんですよ…。

それでも上手く話しをまとめたなーという感じですが、やや強引なところもあったり、明らかに原因が分かっているのに立証するのがめちゃくちゃ面倒というストレスもあったり、世界観はめっちゃ好きだけど早く科学が発展して欲しい。

けど、ホームズくんやアイリスちゃんを《ただの便利キャラ》にしなかった事も好感度が高いです。

明らかに科学的物証がない世界なので、第二話でホームズくんを見た時は「あ!この人が科学捜査の代わりをするのね!」と思いましたが、ほぼほぼホームズくん関係無かったからね。でもそこが良かった。
なんかあの自分の世界軸で好き勝手生きてるからこそ魅力がある。

ジーナちゃんが次回作で助手的ポジションになりそうなフラグですが、シリーズ化を見越した作品のようで、キャラクターひとりひとりの描写やストーリーの進め方が丁寧なので、それもまた良かったです。

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個人的に、第三話が一番印象的で、過去作と並べても一番面白かったです。

第三話の面白さって、これまでの逆転裁判シリーズを遊んでるかどうかでかなり変わってくると思うんですよ。

成歩堂くんと一緒に学んだことをどれだけ吸収しているか。
このシリーズが何度も教えてくれた「依頼人を最後まで信じること」が出来るか。
何を信じれば良いのか、何が正しいのか。

そんな「これまで逆転裁判シリーズを遊んできた人」の裏を突くような、心理を逆手にとった?とられた?面白さ、見事そんな思惑に転がされたのが第三話。
依頼人を本当に信じて良いのか?真犯人の証拠を見つけたけど本当にこの人達が犯人で良いのか?これで本当良いの?っていう、これまで依頼人は信じるもの、犯人じゃない、助けるべき存在、が当たり前になっていたからこそ「依頼人が犯人だったらゲーム成立しないじゃん!」って疑いもしなかったところを崩されて、本当に選択ひとつひとつ、何をするにも疑心暗鬼。

不安や戸惑いの気持ちが、まさにこれが今法廷で立ってる主人公の気持ちなんだな…!と、臨場感を味わうことが出来たのと同時に『主人公は成歩堂龍一じゃなくて成歩堂龍ノ介なんだ』と、逆転裁判から大逆転裁判にスイッチが切り替わったのもこの瞬間。

タイトル変わっただけで逆転裁判でしょ!ってな具合で第一話も第二話も通過点として過ごしていたからこそ、第三話は衝撃的でした。深い、本当に深い。

この衝撃や面白さは初回プレイの1回のみでしか味わえない貴重な体験なので、ここに至る面白さとして、やっぱり全シリーズ遊んで欲しいと思う。本当に二度と出来ない体験なので勿体無い。これがないと第三話は「何言ってんだ、お前が犯人じゃん!顔が怪しいは!」ってなるので、大逆転裁判の評価も大分変わってきちゃいますよね。笑

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という事で、過去ログ機能以外は大絶賛です!
シリーズ化ならシリーズ化で大歓迎だし、下手に話しを完結しようとして詰め込み過ぎるぐらいなら、これぐらい一話一話を丁寧に書いて欲しいと思う…!

大逆転裁判2の前に、逆転裁判6もプレイしたい!